断章のグリム I 灰かぶり

断章のグリム I 灰かぶり (甲田学人) 読了。

甲田学人さんの著書を読んだのはこれが初めて。 カバー折り返しを見ると、この本は電撃文庫で14冊目の著書になるらしい。 それにしては文章が下手だと思う。 ちゃんと推敲して無いんじゃなかろうか。 例えば 「滅茶苦茶に」 なんて形容、1ページに二度も現れて良いものじゃ無いだろう? 読んでて恐怖心が起こらない。 描写が足りないよ。 <泡禍>、<断章>、<保持者> といった用語や道具立てが面白かっただけに残念。

ただ、眞衣子の中で全てが符合した瞬間 (p.226) 。 これは良かった。 眞衣子の戦慄がまさに自分の戦慄として伝わってきた。 これだけで読んだ価値があったと思う。

結論

風乃萌え。 (← 結論へ至る思考の過程が描写不足です。)