涼宮ハルヒの憂鬱

谷川流氏の本は、「学校を出よう!」 シリーズしか読んだことが無かったし、その時受けた印象はあまり良いものではなかった。 ( → 「学校を出よう!」 の感想)

なので、ハルヒシリーズには手を出すつもりは無かったのだが、コトノハで 「涼宮ハルヒ」 というお題が出ていたのをきっかけに、本屋でプロローグまで立ち読みした所で既刊分を手に取りレジに並んでいたのだった。 計七冊お買い上げ〜。

で、一巻目、「涼宮ハルヒの憂鬱」 を読了した所。

ふむ。これはハルヒに目が向いちゃうんだけれど、やっぱり最大の謎は主人公のキョンだよな。 たまに見られるメタな視点 (ex. p.250 「これは誰の……」 とか) が、ただのレトリックなのか、それとも谷川氏が物語の中に仕組んだ物なのか。 続きがどうなるか楽しみな所。

そう思って、次の巻を読む前に改めてプロローグを読み返してみると、うん、このプロローグは良いね。

気になった点。 p.34 の 「すべからく」 の用法だけかな。